K-POP解説
K-POPペンライトの小さな歴史
1990年代の風船から、Bluetoothで制御される客席、そしてソウルの街頭へ。
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ペンライト以前:ファンダムカラーの風船
K-POPの初期、ファンは専用のペンライトではなく、色つきの風船やふつうのケミカルライトで応援していました。ファンダムごとに色があり、H.O.T.は白、Sechs Kiesは黄色。ある色の「持ち主」はどちらかをめぐって、ライバルのファンダム同士が激しく言い争うこともありました。
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初めてデザインされたペンライトと、BIGBANGの「ペンボン」
次に登場したのが、コンセプトのあるペンライトです。Se7enのシンボルである「7」の形に曲げたケミカルライトが、韓国初とされています。2008年ごろ、YG EntertainmentがSe7enとBIGBANGのペンライトを発売。G-Dragonがデザインした、BIGBANGの王冠形の「ペンボン」はK-POP初の立体的なペンライトで、ファンダムごとのデザインのひな形になりました。
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いまのペンライトのしくみ
いまや公式ペンライトは、ステージ照明の役割も果たします。たとえばNCT DREAMのコンサートでは、ファンは事前にSMTOWNアプリでペンライトを登録し、座席を入力します。公演中はスタッフがBluetoothでペンライトを一括制御し、曲ごとに色を変えて、客席全体に模様を描き出します。
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愛称、新バージョン、そして光の海
ペンライトにはそれぞれ愛称があります。BLACKPINKのおもちゃのハンマー形「ピョンボン」、TWICEのキャンディ形「キャンディボン」。新バージョンも次々に登場し(SEVENTEENのVer.3は2023年)、ファンは自分のものをカスタマイズします。ILLITのペンライトは、透明なドームを外してデコレーションできます。満員のスタジアムはひとつの色に染まり、BIGBANGの2026年9月のロンドン公演は「光る黄色い王冠の海」になりました。
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コンサート会場の外へ
2024年12月3日にユン・ソギョル大統領(当時)が短期間で終わった非常戒厳を宣布したあと、ソウルで連日開かれた弾劾を求める集会は、K-POPのペンライトで埋め尽くされました。その多くを手にしていたのは、20代や30代とみられる人たちでした。パク・クネ大統領(当時)の弾劾をめぐる集会の象徴はろうそくでしたが、今回はペンライト。ソウル歴史博物館は、その一部を記録資料として収集しました。
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買うなら?
Weverse Shopなどの公式ストアを利用し、バージョンを確認しましょう。たとえばSEVENTEENは、2023年9月8日以降のコンサートでワイヤレス演出に対応するのはVer.3のみと発表しました。ツアーでアプリを使う場合は、公演前にペンライトと座席を登録し、電池も忘れずに。NewJeansの公式ペンライトは単4電池3本(別売)で、約3時間使えます。